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ナースさすらう
病院から施設に転職
病院から施設への転職で、仕事もプライベートも楽しく充実した日々を送れるようになりました。
公立の急性期病院に長年勤める。看護師として成長できましたが、体力の限界を感じ転職。現在は有料老人ホームで勤務。仕事とプライベート、収入のバランスを保って明るく働けています。施設看護のやりがいや業務内容、より良い職場選びについて発信して行きます!

【有料老人ホーム】看護師の仕事内容、役割は?現役ホーム看護師が解説!

有料老人ホームでの看護師の仕事内容、役割、有料老人ホームの説明
ナース仲間

有料老人ホームの看護師ってどんな仕事?他の介護施設との違いは?

Nsさすらう

主な仕事は入居者さんの健康管理です。給料など雇用条件と業務内容のバランスがいい!充実したサービスで安心・安全に生活してもらえる施設です♪


この記事では有料老人ホームでの看護師の仕事について詳しく解説します。
仕事のベースとなる「有料老人ホーム、介護施設」についても紹介します。

有料老人ホームでの看護師の仕事
  • 健康管理、医療処置
  • 夜勤またはオンコール
  • じっくり中長期的な関わり
  • 仕事と給料、休日などのバランスが良い


有料老人ホームの特徴
  • 自立から要介護、看取りまで
  • 他の介護施設より利用料は高め
  • 充実したサービスの提供


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タップできる目次

看護師の仕事内容と役割【有料老人ホーム】

有料老人ホーム看護師の仕事内容、健康管理、急変対応、医療処置
有料老人ホーム看護師の仕事内容

有料老人ホームの看護師の仕事は、健康管理業務を主とした「生活を支える看護」です。
病院のように医療サービスが主体の場ではありません。
医療的な「正解」ではなく、「その人の過ごしやすさ」を実現するための看護サービスです。

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転職してすぐの頃、病院とのギャップになじめなくて落ち込みました。

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でも長期目線で慣れていけば、ほんとに楽しいしやりがいがありますよ!



1日の流れ

有料老人ホームでの看護師の仕事はルーティン業務が中心です。
日勤帯・夜勤帯に分けて説明します。

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もちろん急変対応や救急搬送もありますが、本格的な治療は病院につなぎます。


一般的な業務の流れをご紹介します。
有料老人ホームならではの特徴も記載していますので、参考にして下さいね。



日勤帯のスケジュール

就業時間などは施設によって違いますので、働いてみたい施設のシフトを確認して下さいね。

スクロールできます
施設看護師の業務【日勤】
08:45始業、夜勤からの申し送り(看護師間で)
09:00各ユニットのミーティング(介護士・看護師)
09:15体調不良者のVS測定や観察
入浴の可否判断
必要であれば医師に指示を仰ぐ
10:00医療処置(注入や創処置、点滴、便処置など)
10:30カルテ入力や内服薬の準備など
11:00食事の可否判断
摂食状態の観察、食事介助
12:00休憩
13:00医療処置や体調不良者の観察
14:00カルテ入力や内服薬準備
事務仕事(病院受診や入退院、往診の調整)
往診がある日は対応
健康管理業務
16:00注入、下剤の準備
16:45夜勤への申し送り、残務
17:15終業
施設看護師の日勤業務



夜勤帯のスケジュール

夜勤帯の就業時間、業務内容は施設によってかなり違いがあるようです。

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私の職場を例にして有料老人ホームの標準的な夜勤業務を紹介します。


スクロールできます
施設看護師の業務【夜勤】
16:45日勤者からの申し送り
17:15摂食状態の観察、食事介助
眠剤、下剤の確認
18:00体調不良者の観察
19:00注入、眠前処置など
20:00休憩
21:00内服薬など翌日の準備
22:00ラウンド
係の仕事など日中に出来ない業務
24:00交替で休憩へ
04:00ラウンド
05:00注入
07:00食事準備、摂食状態観察、食事介助
08:00ラウンド
08:45日勤者へ申し送り
施設看護師の夜勤業務



健康管理業務・医療行為

有料老人ホームをはじめ、介護施設では介護業務と看護業務を分業化している職場が多いです。
そのため、体調不良時の入浴・食事等の可否判断などの指示出しの役割を担います。
具体的な業務内容を挙げていきますね。

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処置や看護的判断は、病棟勤務の経験があれば必ずできるようになります。
職場のルールに慣れれば大丈夫♪


介護施設での看護業務
健康管理
入浴、食事等の可否判断
内服管理
医療処置:経管栄養、点滴、インスリン注射、酸素投与、浣腸などの排泄処置、創傷処置など
急変時対応:医療処置、医師・家族へ連絡、他職種への指示
多職種連携の中心(橋渡し役)
支援方法の検討:(例)入浴方法を介護士さんと協働し決定
緊急受診の判断や付添い※施設によっては介護士が付き添い
施設での看護師業務



急変時の対応

有料老人ホームには医師の常駐はなく、ふだんの医療的判断を看護師が担う施設が多いです。
ただし大規模な施設ではクリニックが併設されていることがあります。

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急変時の際は往診医またはクリニック医師に連絡を取り、指示を仰ぎます。

主に緊急受診や搬送の判断です。よくあるケースも紹介します。


緊急受診につながる症状パターン
疑われる外傷・疾患
  • 転倒後、立位を取れない
  • 発熱、呼吸器症状
  • 血圧低下、乏尿
  • 呂律困難
  • 嘔吐を繰り返す
  • 胸痛
  • 腹部の張リ、便秘
  • 骨折(主に大腿骨)
  • 誤嚥性肺炎
  • 尿路感染
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 急性心筋梗塞、狭心症発作
  • 腸閉塞



夜勤ある・なしは施設による

有料老人ホームの看護師の勤務体制は以下のようなパターンに分かれています。
夜間の体制は施設ごとに違います。興味のある施設があれば、しっかり勤務体制をチェックしてくださいね。

  • 日勤のみ(夜間対応は介護士さんだけで行う)
  • 夜勤がある
  • 日勤+オンコール体制


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私の職場は夜勤あり。常勤社員の条件は「夜勤をすること」です。



オンコールがある場合

オンコール当番とは夜勤帯に電話で相談を受ける当番です。
医療的判断が必要な場面で、介護士さんから看護師に連絡が入ります。
看護師は対応方法を電話で伝える、または出勤して対応します。


オンコール当番の日は、電話連絡に対応できるように過ごします。
その実情は施設によってまちまちで、年に数回程度しか連絡が入らない・出勤は基本的になし・またはこれらの逆…。
転職を考えている施設の条件をしっかり確認して下さいね。

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オンコールの実情によってQOLに差がつきますから


オンコールの手当

有料老人ホームではオンコール体制を取る施設は少なく、平均値がわかるデータがありません。
参考として、特養のオンコール手当を掲載します。

  • オンコール当番は月5~10回
  • 1回の手当は1000~1500円程度
  • 基本給にオンコール手当が含まれている場合も
  • 出勤し実働があった場合、追加手当2000円程度



オンコールの業務内容

オンコール当番の実情は施設によってかなり違いがあるので、働いてみたい施設があれば詳しくチェックしてみてくださいね。

  • 夜間に看護師が出勤する施設、しない施設(電話対応のみ)がある
  • 夜間の出勤頻度は施設によってかなり差がある
  • 緊急搬送を行う場合に介護士または看護師が付き添う



多職種の調整役

有料老人ホームの看護師は、他職とともにサービス(支援)内容について協働して考え、実施します。
質問や相談を受けることが多く、その調整役に回ることも多いです。
病院でさまざまな疾患や対応を経験した看護師だからこそ担える大事な役割です。


排泄時のリスクについて

介護士さんからの相談①:

「浣腸をしないと便が出ないAさん。最近、トイレで排便すると意識を失いそうになります。食事中や入浴の後もよくぼんやりされています。」

【これからはベッド上排泄の方がいいのでは?トイレでの排泄は必ず終始つき添いましょう。】

迷走神経反射について伝えました



下肢の浮腫と皮膚への対応

介護士さんから相談②:

「Bさんの下肢のむくみがひどくなっています。水分を取りすぎないように説明しても、「のどが渇いた」が口癖になってます。飲水を制限すると不穏になり、他の入居者さんに影響がでてます。同時に皮膚が薄くなっており、傷ができそうです。」

【筒状の弾性包帯を処方してもらうので、浮腫の改善と皮膚保護をしましょう。保湿もお願いします。】

浮腫への対応、皮膚保護について説明しました。



治癒しない褥瘡への対応

介護士さんからの相談③:

「Cさんの褥瘡が治りません。ポジショニングはこれでいいんでしょうか?入浴のときは被覆材をしたままですか?」

【PTさんにポジショニングの確認をしますね。被覆材ははがして泡立てた洗浄剤で優しく洗い流して下さい。褥瘡処置の薬剤の変更が必要か医師に確認してみます。】

多職種に褥瘡治癒へのアプローチをしました。



医師が常駐する場合、しない場合

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厚生労働省の規定により、有料老人ホームには医師の常駐は義務づけられていません。


しかし大型かつサービス料が高い施設では、敷地内に併設クリニックがある場合も多いです。
併設クリニックがない施設では外部の医師と契約し、入居者さんの往診を担当してもらいます。


スクロールできます
診察する医師診察の内容
併設クリニック医師による診察
(常勤医の診察に加えて、歯科や皮膚科、心療内科の往診がある施設も多い)
平日の正午ぐらいまで診療あり。看護師は基本的にこの時間内で指示を受ける。夜間や土日は大きい指示のみ仰ぐ(電話連絡)。
往診医による診察
(内科系往診に加えて、歯科や皮膚科などの往診がある施設も多い)
週1回〜月2回程度の往診。施設のサービス料などにより回数に差がある。往診時以外の指示は電話で受ける。
有料老人ホームの診察内容


いずれにせよ、病院のように医師が24時間対応できる状態ではないので、看護師が判断すべき場面が多いです。

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もちろん初めは責任が重く感じますが、その施設ならではの判断基準に慣れていけば大丈夫ですよ♪



看護師の給料と休日【有料老人ホーム】

有料老人ホーム看護師の給料と休日
有料老人ホーム看護師の給料と休日


有料老人ホームの看護師の給料は、勤務形態によりかなり幅があります。
休日などの福利厚生は運営団体や施設規模によりさまざま。
自分が望む働き方を選べるよう、転職先にリサーチは入念に行いましょう。



給料 

有料老人ホーム看護師の給料:平均年収:5,135,664円(常勤)


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病院の給料よりは安い傾向ですが、心身への負担が少ないことを考えると悪くないかな?



夜勤をする、オンコールを担当する、または日勤だけなのか…勤務形態によりかなり収入に差があります。
合わせて他の施設の給料も参考にしてくださいね。

スクロールできます
介護施設看護師の収入(常勤)平均年収平均月収
特別養護老人ホーム5,071,824円422,652円
介護老人保健施設5,387,544円448,962円
有料老人ホーム5,135,664円427,972円
グループホーム4,771,332円397,611円
デイサービス4,251,828円354,319円
※看護師全体
(病院・施設など、平均年齢41歳・非常勤含む)
4,986,200円344,000円
施設看護師の平均収入(常勤)

参照:厚生労働省 令和2年度介護事業経営実態調査結果
出典:厚生労働省令和3年度賃金構造基本統計調査


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さらに知識を持っていてほしいのは、給料の仕組みや内訳についてです♪
図解を作成しましたので、しっかり確認してください。人生がかかってますよ!


看護師の給料の仕組み、内訳、平均年収、月収、ボーナス、賞与
看護師の給与の仕組みと内訳



夜勤またはオンコール手当

夜勤手当

いわゆる「高級老人ホーム」とされている施設では入居費・サービス料が高く、看護師が夜勤をするのが通常です。
特に「高級」とされている施設では看護師の夜勤は2人体制が多いです。
夜勤手当は10,000円前後とされています。


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病院より負担が軽いので、コスパのいい手当てです



オンコール手当

有料老人ホームではオンコール体制を取る施設は少なく、残念ながら平均値が分かるデータがありません。
参考として特養のオンコール手当を掲載します。

  • 1回の手当は1000~1500円程度
  • 基本給にオンコール手当が含まれている場合も
  • 出勤し実働があった場合、追加手当2000円程度



休日

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しっかりと連休を取りたいという場合は、規模が大きい施設(=看護師の配置が多い)を選択すると良いでしょう。


職場の環境ごとに実際に取得できる休日数はまちまちです。
有給休暇の取得や介護休業など、福利厚生が充実しているのは大手企業が運営している施設です。
いわゆる「高級老人ホーム」を運営しているのは大手法人系列です。


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福利厚生を重視する人は運営元をぜひ確認してくださいね。
中には大手企業が運営しつつも『看護師は全員契約社員』という施設もあるので注意です!



「年間休日〇〇日」…求人票でよく見かける記載ですが、あれってどういう内容かちゃんと理解しにくくないですか?
有給などをからめて、実際に何日休めるの
休日の制度についても図解にしましたので、しっかり理解していい職場に巡り合ってくださいね。


看護師の休日の仕組みや規定、年間休日、働き方改革
看護師の休日の内訳



給料や休日、福利厚生は、言うまでもなくとっても大事な雇用条件です。
転職ガチャに失敗しないよう、知識を持っておくことが重要です。
ぜひ下記の記事を参考にして、いい職場を見つけてくださいね♪
※サイト内の別記事にリンクします

施設看護師の給料と休日について



看護師のメリット【有料老人ホーム】

有料老人ホーム看護師のメリット
有料老人ホーム看護師のメリット


看護師が有料老人ホームで働くメリットはズバリ!「やりがいがあって働きやすい」ことです♪
どんなふうにやりがいがあって働きやすいか、説明しますね。



じっくり関わる看護ができる

有料老人ホームは長年にわたって入居される方が多く、中長期的な関わりとなります。
病院のように昨日・今日の変化だけで対象を評価することは稀です。
入居者・家族の価値観や身体的変化を把握し、その人らしい生活・人生を支える看護です。

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急性期看護が長かった私は、当初はこの感じが理解できませんでした。でも先輩看護師や介護士さんの関わり方を見て、徐々にじっくり関わる看護を好きになりました。



知識と経験を生かせる  

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有料老人ホームでの看護師の役割は、入居者さんのQOLを高く維持しつつ、長期にわたって健康と生活をサポートしていくことです。

それゆえ、有料老人ホームの看護師は高いアセスメント力やコミュニケーション力、予防的なケアの視点が鍛えられます。
そのベースとなる病院での看護経験。これまでの全てが活かせるはずです。

ルーティン業務が多く落ち着いて働ける

有料老人ホームの看護師の仕事はルーティン業務が多く、落ち着いて働くことができます。
行う処置や検査も限られており、本格的な治療が必要となる場合は病院につなぎます。
急変などに対し慌ただしく判断し動くこともありますが、その時間は束の間です。


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家庭・育児・趣味などと両立できる働き方です 

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時間外勤務はほぼなし。へとへとにならない働き方、病院じゃ有りえないのでおすすめです♪



給料や福利厚生が手厚い【大手企業系列】

有料老人ホームは大手法人系列が運営している施設も多いです。
その場合は給料や福利厚生などの待遇面が充実しています。
長期的に働く予定であれば、条件を選んで職場を決めるといいですよ。


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介護休業や自分の病気になった場合も安心です。長期休暇の取得ができます。



看護師のデメリット【有料老人ホーム】

有料老人ホーム看護師のデメリット
有料老人ホーム看護師のデメリット



看護師が有料老人ホームで働くデメリットは、医師が常駐せず大事な判断を担うこと、他職との調整役を担うなど、病院との違いによるものが多いです。
どのデメリットも、職場に慣れるとともにさほど苦にならなくなりますよ。



医療的判断の責任がある  

 日常の医療的判断は看護師が担うことが多く、その責任を重く感じる人もいるかも知れません。
大きな治療方針や救急搬送などは医師の指示を仰ぐ流れになっている施設が多いです。
往診時以外は医師には連絡もしない施設もあります。そんな場合は看護師が緊急受診や救急要請を判断します。

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すでに状態が悪くDNRと決まっているなら別ですが、突発的な体調不良の場合が悩みどころです。
「念の為に」「とりあえず」病院行くか…とは出来ません。


・受診付き添いでスタッフ一人が現場を離れるとマンパワー不足になったり。
・そもそも救急要請するような事態じゃなかったり(診察を受けるまで分からないことですが)。

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「じゃあ私には判断なんてつかない」と悩みますよね。


施設にはそもそも心電図モニターなどの客観的データを得る機器はありません。
医師でも看護師でも、判断の基準がVSとフィジカルアセスメントのみの場合も。
施設でよくみられる緊急受診のパターンを把握しておくのはとっても大事です。


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大丈夫です、必ず慣れます。出来るようになります。

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それでも「1人での判断はどうしても無理」という方は、夜勤が看護師2人体制の職場をおすすめします。


もしくは完全に日勤のみの職場です。パートや派遣で日勤だけ勤務するのもひとつです。



医療行為が少なくスキルを維持しづらい

有料老人ホームでは本格的な検査や治療を行うことがなく、処置スキルなどは使う機会が減ります。
また症例の少ない疾患や新しい治療に触れることがほぼないので、知識のアップデートをする機会が少ないです。
知識の向上のためには、自ら学ぶ姿勢が重要となります。


多職種スタッフ間の調整スキルが求められる

有料老人ホームには医師やリハビリスタッフ(PT、OTなど)・看護師・介護職スタッフ・栄養士と、多職種が配置されており、看護師は多職種連携の調整役を担うことが多いです。
多職種連携の要という立場にやりがいがある半面、高いコミュニケーションスキルが必要です。


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負担に感じる人もいるかもしれませんが、これまでの現場でチーム医療の経験をしてるあなたならだいじょうぶですよ♪



想定より業務の種類が多い

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私も就職して驚いたのですが、有料老人ホームの看護師業務はかなり多岐に渡ります。


住宅型を含む大型施設(自立した入居者さんもいる)を例に説明しますね。

有料老人ホームの多様な業務
各入居者の名前や既往、バックグラウンドを覚える
健康診断やワクチンのスケジュールを組む
施設の年間行事と組み合わせた健康管理
受診や入院の付き添い、退院迎え
新入居者へのサポート
外出アクティビティの同行
サービス担当者会議への出席
自立している入居者からの健康相談
各科往診医との調整、必要であれば診察依頼
薬袋や配薬カレンダーでの内服サポート
住宅型の居室からの緊急コールへの対応
飲酒や遠出から戻られた入居者の様子伺い
有料老人ホームでの多様な業務
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業務は多種に渡りますが、それぞれの業務量が多くはないので残業はほぼなし。


病院とはかなり違うので慣れるまでは大変ですが、介護施設はなにごとも長期目線が大事です。
あせらなくてOK!



夜勤またはオンコールがある

「施設で働くのだから夜勤は外したい」という人もいると思います。
有料老人ホームで看護師をする場合、ほとんどの施設で夜勤があります。
オンコール制度を用いている有料老人ホームは少数派で、日勤だけの勤務はさらに少ないです。

ナース仲間

夜間勤務の負担を減らしたいなら、有料老人ホームの中から条件に合う職場を探すか、特養がおすすめです。※特養では基本的に夜勤がありません。



有料老人ホームで働く前に確認すべきこと


有料老人ホームで働く前に、給料や休日はもちろん、確認しておいた方が良いことがいくつかあります。
業務に就くと直接的に影響があることばかりです。
ぜひしっかりと確認してから転職を決めてくださいね。



看護師の配置数

介護施設では、病院と比べると看護師の配置が少なめです。
人数が極端に少ない施設だと、連休を取りにくい、勤務交替が多いなどの働きにくさがあります。

ナース仲間

旅行が好きで連休が欲しい人、小さい子供がいて急な休みが必要な人は、看護師の配置が多い施設を選んで下さいね。



看護師の業務内容

施設によっては、看護師が介護業務を兼任することがあります。
大部分の施設では分業となっていますが、施設ごとに違いがあります。
兼任業務の割合もそれぞれで違います。

ナース仲間

「腰痛持ちだから介護業務はキツイ」という人などは、特にしっかり確認して下さいね。


また、併設クリニックがない施設だと、看護師が医療的判断を行うことが多いです。
看護師の夜勤を1人で行う施設だと、もちろん判断は看護師たった1人です。

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1人で判断するのは絶対に避けたい」と思うなら、看護師が多い施設・または併設クリニックがある施設が良いです。→大型施設がおすすめです。



夜勤またはオンコールの実態

看護師が日勤だけを担う有料老人ホームもありますが、ほとんどの場合は夜勤またはオンコール(夜間の電話対応)があります。

  • 月に何回の夜勤またはオンコールがあるか
  • 夜勤手当の金額
  • オンコール手当ての金額
  • コールの対応回数、出勤回数 etc.


収入やQOLに大きく影響するので、必ずしっかりと確認して下さいね。



介護士さんとの関係に悩みがち

介護施設は病院とは違い、サービスの主体は介護です。
看護師の役割は、入居者さんの生活や介護が円滑に安全に進むようにサポートすることです。
安全、安心の提供を医療的に支えるのが看護師です。


ナース仲間

やはり介護士さんとは役割が違い、考えも違います。

日常の支援方法を決定する際にも意見が分かれることも。

ナース仲間

どんな看護師でも、介護施設で働き出すと必ずこの場面で悩みます。

日を追うごとに意見のすり合わせ方も分かってくるので、ゆっくり現場になじんで行けばOKですよ!



どんな看護師が向いてる?【有料老人ホーム】

有料老人ホームに向いている看護師
有料老人ホームに向いている看護師


有料老人ホームで看護師をするには、病院看護の「医療ケアを優先」する考えではなく、「生活を支えるための医療を提供する」という意識が大切です。
「有料老人ホームに向いている看護師」の条件に当てはまらなくても、徐々に馴染めますよ。


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実際、私も時間をかけて施設看護に慣れていきました。「私は施設に向いている・向いていない」と白黒つける必要はありません。安心して下さい



高齢者とのコミュニケーションが好き

高齢者施設である有料老人ホームでは、もちろん高齢者とのコミュニケーションが大事です。
医療者だから「身体や疾患のアセスメント」が大切なのは当然。
ですが施設での生活を支えるためには、その人の個性を理解することがとっても重要です。


Nsさすらう

同僚たちに聞くと、「高齢者看護が特別好きだったワケじゃない」という意見も多いですが


でも介護現場で看護師をやっていく中で変化が起こります。

ナース仲間

仕事にも入居者さんにも思い入れが持てるようなりました♪
まずはやってみて欲しいです!



中長期的な目線で看護ができる

有料老人ホームは、自立から看取りまで長期に渡って入居される方が多い施設。※介護認定がなければ入居できない施設もある
いつかは最期のときを過ごす場となります。
それぞれの入居者さんの生活スタイルや価値観、健康状態を把握し、中長期的にその人をケアする看護を行います。


Nsさすらう

私自身はほぼ急性期看護しか経験がありませんでした。そのため、施設での長期スパンの看護に当初は馴染めなかったです。 


ナース仲間

でも大丈夫です。馴染むまで時間がかかるのが普通です。そして周囲のスタッフもそれが分かってますからね。



チームとして目標を立てて働くことができる

病院では看護師だけでケア方法を決定する場面が多いですが、介護施設では少し違います。
ケア方法の決定は介護士・ケアマネージャー・生活相談員・PT・OT・栄養士など多職種と話し合うことが多いです。


Nsさすらう

お互いの意見を尊重し、利用者さんへ良いケアを提供するために頑張れるのはとっても大事なことです!


多職種で決定する内容(例)

・日常生活援助(入浴・排泄・食事など)のタイミングや方法
・注入・創処置・内服・点滴などの医療ケアのタイミングや方法
・ご家族への対応の仕方(認識の統一)
・看取りに向けてのケア方法(点滴の有無、入浴、食事についてなど)



穏やかに仕事が出来る

有料老人ホームは入居者さんにとっては生活の場です。
看護師がテキパキと業務をこなすことはよいことではありますが、あまりにもせかせかしている印象を与えると、入居者さんの生活ペースを乱してしまいます。


Nsさすらう

介護施設では穏やかな雰囲気かつ受容的な関わりがとってもたいせつです。


ご本人達が楽しくゆったりと、安全に生活するための看護が求められます。



ターミナルケアに興味がある

ほんとの有料老人ホームでは看取りを行っています。
元気な時から入居できる施設も多いので、入居者さんにとっても「住み慣れた我が家」という位置づけになることも。
入院中の患者さんが「早く〇〇ホームに帰りたい」とおっしゃるのを聞いたことがありませんか?


Nsさすらう

そんな「我が家」で安心してゆったりと最期を過ごしたい過ごさせてあげたいと思えるのが有料老人ホームです。


ターミナルケアに興味がある看護師はぜひ有料老人ホームでの看取りを経験してほしいです。



有料老人ホームってどんな施設?

有料老人ホームってどんな施設?
有料老人ホームってどんな施設?


有料老人ホームとは、高齢者の心身の健康を保ち生活を安定させることを目的とした施設です。
食事・介護・家事・健康管理のいずれかのサービスを1つ以上提供している住まいを指します。

介護付き住宅型など複数の種類があり、入居者の状況やニーズに応じて選択可能です。種類ごとにサービス内容や料金も様々です。



どんな入居者さん?目的は?

有料老人ホームの種類によって入居条件が違います。
看護師が働く場としては③か④が主です。


健康型有料老人ホーム:
 自立〜要支援者の見守りや家事サポート
住宅型有料老人ホーム:
 要支援〜要介護者が居住する(介護が必要な場合は外部業者と個々に契約)
介護付き有料老人ホーム:
 要介護者に介護と生活サポート等を提供する
混合型有料老人ホーム:
 ①〜③まで全てを担う大型施設もあり。
 ※大手法人系列のいわゆる「高級老人ホーム」と言われる施設に多い形態



サービス内容が多岐にわたる

有料老人ホームは民間が運営しており、施設ごとの独自サービス(介護保険が適用されないもの)があります。

スクロールできます
介護保険外のサービス(例)
本人や家族が希望する病院への付き添い
人間ドック(検査機関が訪問タイプ・検査機関への送迎など)
衣服やベッドリネンのクリーニング
家族や面会者も利用できる食堂
面会者と入居者で会食できる部屋
健康相談(例:受診する病院や診療科はどこがいい?など)
役所代行サービス
買い物代行
訪問スーパー 
訪問マッサージ
最寄り駅や病院、商業施設への定期運行バス etc.
介護保険外のサービス



入居者の費用負担

有料老人ホームにかかる費用
入居費:0~数千万円
月額費用:15~40万円


有料老人ホームは施設ごとの費用設定が幅広く設定されており、設備やサービス内容に独自性があります。

  • 設備は特養や老健と大差ないが、サービスが充実
  • 温泉のような立派な大浴場、大きなホールや豪華なロビーなど、設備が充実
  • 設備、サービスともに充実



介護施設の種類入居費用月額費用
特別養護老人ホーム0円5〜15万円
介護老人保健施設0円9万〜13万円
有料老人ホーム(介護付き)※0〜数百万円15万円〜30万円
有料老人ホーム(住宅型)※0〜数百万円15万円〜30万円
サービス付き高齢者住宅※0〜数百万円10万円〜30万円
グループホーム0〜数十万円14万円
ケアハウス数十〜数百万円10〜30万円
介護施設の費用 ※富裕層向けなら入居費用数千万円の施設も

参考:ココファン

ナース仲間

入居者さんに取っては、自分の価値観に合ったホームと出会えるかがとっても大事ですね。



費用負担が低く抑えられる場合?

費用負担を抑えられる有料老人ホームもあります。
費用に応じたサービスならば、特養や老健でもいいのでは?と思いませんか?

  • 老健は概ね3ヶ月〜6ヶ月を目処に在宅復帰を目指す
  • 特養は要介護3以上で看取りまで。ただし入居の順番待ちがすごく長い

では、在宅復帰ができず、特養へも入れない人はどこで過ごせばいいの?

ナース仲間

有料老人ホームなら、自立や要支援の人もすぐに入居できる施設があるんです。

「自宅以外で生活したい」人にはちょうどいいんですよね。

有料老人ホームの種類

有料老人ホームの種類:介護付き・住宅型・健康型
有料老人ホームの種類:介護付き・住宅型・健康型


有料老人ホームにはいくつか種類があります。
看護師が働く場としては「介護付き有料老人ホーム」が中心となります。
少し複雑になりますが、種類について説明します。



介護付き有料老人ホーム

サービスと入居条件

介護付き有料老人ホームは、介護を必要とする高齢者が生活支援を受けながら居住するための施設です。



提供するサービス
介護
生活支援(洗濯・掃除・買い物)
健康管理・医療行為・緊急対応
食事
リハビリテーション
レクリエーション、イベント
介護付き有料老人ホームのサービス


「介護付き」と表示できる施設は厚生労働省の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた、介護サービスの提供基準を満たした施設のみ。
主に民間企業が運営しており、一定の設備・人員・運営基準のもと都道府県の指定(認可)を受けている施設を指します。
入居費用の設定は設備やサービスに応じ、さまざまです。

ナース仲間

施設により入居条件が異なり、自立〜要介護5の認定がある方まで幅広く受け入れています。

看取りまで対応しているところが多く、終のすみかとして入居される方も多いです。



介護サービス費は定額 

月額費用には介護サービス費が含まれていますが、介護付き有料老人ホームの場合はこの部分が介護度別の定額になっています。
定額のため、介護度が重くなっても月額の支払いの見通しが立てやすいメリットがあります。
逆に、それほど多くの介護サービスを必要としない方にとっては、サービス費用が高く感じる人もいるかもしれません。



職員の種類と人員配置

介護付き有料老人ホームでは入居者の数及び提供するサービス内容に応じ、 次の職員を配置することが定められています。
職員は入居者の実態に即し、夜間の介護、緊急時に対応できる数を配置することとされています。



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有料老人ホーム職種詳細や条件
施設長などの管理者施設経営の責任者。高齢者の介護について知識、経験を有する者を配置することが条件。
生活相談員入居者や家族から生活上の相談を受けたり、行政的な手続きを行う。常勤で1人以上の配置が義務付けられている。
栄養士(管理栄養士)入居者の健康を維持する献立を考えたり、食材の選定や管理を行う。
調理員献立表に基づき、食事の調理を行います。
介護職員及び看護師などの介護従事者入居者の身体介護及び看護を行う。要介護者3人に対して1人以上の配置が義務付けられてる。(要支援者に対しては10人に対して1人以上)
看護師入居者30人迄は、1人以上(常勤換算)入居者50人増すごとに1人追加
機能訓練指導員理学療法士、作業療法士、言語療法士、看護職員、柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師の資格を有する者が機能訓練指導員となり、個々の状態に合ったリハビリテーションを行う。各施設1人以上の配置が義務付けられている。
ケアマネジャー(介護支援専門員)入居者の目標に沿ったケアプラン(介護サービス計画)を立案する。1人以上の配置が義務付けられている。
有料老人ホーム職員の種類と配置


住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームで介護サービスを受ける場合は、老人ホームの費用とは別に個人で訪問系のサービス事業者と契約する必要があります。介護サービス費は必要な分だけ支払います。


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住宅型有料老人ホームは軽介護度の方に向いてるんですね。

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ただし介護度が上がった場合、著しく認知症が進行した場合などは訪問サービスだけでは生活できなくなることも。


その結果、他施設への転居が必要となり、本人・家族ともに大きな負担となります。
だから費用が高くてもサービスが充実した施設に入りたい人が多いというワケです。



健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームのサービスは家事サービス・食事サービスなどです。
介護が必要になれば退去しなければなりません。
家族も本人も次の施設を探す負担がかかります。

※看護師の求人は基本的にありません。



介護型と住宅型を併設【給料や福利厚生が手厚い】

有料老人ホーム:混合型
有料老人ホーム:混合型


介護付きと住宅型を組み合わせた有料老人ホームもあります。
私が働く施設はこのタイプです。


元気なうちは住宅型居室(マンションの一室のような感じ)で過ごす
介護度が上がると介護型居室に移動する
→看取りまで過ごされる
という流れです。


住宅棟で受ける介護・看護サービスは下記のいずれかです。

①ホームの運営者とは別の事業所と契約を結ぶ
ホームの運営者と契約を結ぶ

私の職場は②です。

住宅型居室
体調不良や不便があれば医療・介護面で適宜サポートを受ける。プライバシーを守り安心して生活できる。
介護居室
心身機能の低下が進み、概ね要介護3の認定が降りると介護居室へ。常に介護を受けられる生活。


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長期的に見守り・介護・医療サービスを受けられるということ。本人、家族ともに安心して過ごせる施設です。


このタイプの有料老人ホームは看護師の配置数が多く、雇用条件が充実していることが多いです。
「病院で働くのはもうしんどいけど、しっかり給料をもらいたい。福利厚生も充実しててほしい」という人にはオススメです!


職場選びの基準

看護師の仕事内容や夜勤やオンコールの有無はもちろん大事ですが、さらに確認するならば下記のような内容です。

  • 運営団体、会社の経営状況
  • そのホームならではの独自のサービス内容
  • 転勤の有無
  • 入居者サービスの質(ハード面にばかりお金がかかってないか?)
  • 介護居室と一般居室の割合(居室数)
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自分にとって働きやすい環境を選びましょうね!

他の介護施設との比較【有料老人ホーム】

有料老人ホーム:他の介護施設との比較
有料老人ホーム:他の介護施設との比較


よく比較に上がる特養や老健と比較すると、有料老人ホームは費用が高いこともありサービスが充実しています。
自立や要支援の状態でも入居できる施設も多く、いわゆる「入居待ち」がほぼありません
経済的に余裕のある高齢者に適しています。

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比較的リーズナブルな施設から超高級ホームまで。
どのような施設を選ぶかで看護師の働き方や雇用条件もかなり違ってきます。



代表的な介護施設
特徴
  • 特養
    :老人福祉施設
    (特別養護老人ホーム)
  • 老健
    :介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
    :介護付き、住宅型など
  • サ高住
    :サービス付き高齢者住宅
  • グループホーム
    :認知症対応型共同生活介護施設
  • 要介護3以上で利用可
    医療的依存度は低い
    基本的に看取りを行なう
  • 要介護1以上で利用化
    在宅復帰を目指す
    基本的に看取りはしない
  • 自立〜要介護5までさまざま
    介護保険外のサービスが可能
    独自色が強い
  • ある程度自立した高齢者が利用
    住宅契約に介護サービスをふくまず
    別途契約が必要
  • 要介護2以上で利用可
    認知症の高齢者が共同生活を送る
    少人数を対象とする



有料老人ホームは民間施設

介護施設には公的施設・民間施設の区分があり、有料老人ホームは民間施設です。
有料老人ホームでの介護サービス費用は介護度別の定額ですが、入居費・月額費用は他の施設より高額です。


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公的施設である老健や特養とは違い、有料老人ホームでは限度額制度は適用されません。


費用が高く設定されていることもありサービス内容が充実しており、入居までの「順番待ち」は基本的にありません。
「費用が高くなっても、自分らしく安心できる老後を送りたい」という方に向いている施設です。


公的施設
民間施設
  • 特別養護老人ホーム(特養)
    要介護3以上の人が長期的に入居
  • 介護老人保健施設(老健)
    在宅復帰を目指す要介護者が入居
  • 介護医療院(旧・介護療養病床)
    医療依存度が高い要介護者
  • 有料老人ホーム
    要介護度は問わない
  • サービス付高齢者住宅
    ほぼ自立、安否確認などの支援
  • グループホーム
    認知症高齢者むけの少人数施設



施設ごとの入居者、医師・看護師の配置基準

介護施設では各施設形態ごとに人員の配置基準が設けられています。
厚労省により定められた基準を満たす必要があるからです。


施設の種類医師の配置看護師の配置利用者の介護度
特別養護老人ホーム非常勤・往診日中のみが多い要介護3以上
介護老人保健施設常駐夜間もほぼ常駐要介護1〜5
介護医療院常駐夜間も常駐要介護1〜5
有料老人ホーム往診・通院施設ごとに違う施設ごとに違い
サ高住往診・通院訪問看護施設ごとに違い
グループホーム往診・通院ほぼ常駐なし要支援・要介護
介護施設の人員配置と介護度 ※有料老人ホーム、サ高住にはクリニックが併設されている場合も


まとめ:有料老人ホームで働くなら、事前の情報収集がポイント

有料老人ホームで働くなら、事前の情報収集がポイント
事前の情報収集で働きやすい職場へ♪


有料老人ホームでの看護業務は、入居者さんが安心・安全に生活するための医療的サポートです。
生活の場であり、医療は様々なのケアの一部であることを理解しましょう。
施設によっては自立から看取りまで。長年に渡って入居されるため、病院と比較するとかなり長期的な関わりとなります。


Nsさすらう

有料老人ホームへの転職は、自分にとって働きやすい職場に出会えるかが肝心です。そのためにはなんと言っても情報収集です!



自分に合った条件選びでより良い転職を

「自身が働きやすいか」を基準にして、事前にしっかり情報収集して下さいね。

収集すべき情報
・給料(年収〇〇円)
・年間休日(有給消化の現状なども)
・業務内容(介護業務の有無や割合など)
・看護師の配置数
・夜勤やオンコールの回数や手当
・有料老人ホームの形態(介護型、住宅型など)


かなり細かい情報まで確認することをオススメします。
「こんなの自分じゃ聞きにくい」「こんな細かいことを調べるのってどうすればいい?」そう思いますよね。
細かい情報収集はほんとに大変です。でもとっても大事!


Nsさすらう

今後の人生がかかってます。細かいことまでしっかり情報収集ですよ♪

ナース仲間

看護師転職サイトだと、無料でしっかりと情報収集して貰えます。

「〇〇ホームの情報を知りたい」と上記の条件をぜひ訊いてみてください。


Nsさすらう

あなたに合った職場選びのためにがんばりましょう!


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介護施設ごとの看護師の仕事について知りたい方はこちら
※サイト内の別記事にリンクします 
・【老健とは?】看護師の仕事
・【特養とは?】看護師の仕事

有料老人ホームでの看護師の仕事内容、役割、有料老人ホームの説明

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